一気に秋の雰囲気がやって来ました。
この時期は釣りに行きたいんだけど、ロッドも作って試した欲求がありますよね。
ロッドビルディングをやってるとこの時期嫌なのが、朝夕の気温差によるコーティングの問題。
昼間の気温からどんどん下がって朝になってみるとコーティングに気泡が出来たり、波打ってたります。
せっかく綺麗に巻いたのにコーティングの失敗はダメージがデカいんですよね。
その失敗が無いようにこの時期のコツをビルダー氏に聞きました。
部屋の気温を一定にする
コーティングをする時は気温と湿度が大事。
特に冬みたいに冷えてしまったり、梅雨時期のジメジメは大敵。
コーティング前に部屋を20-25℃にして、出来るだけ初期硬化が起こるまでは気温を一定に保って下さい。
液の種類によっては急激に気温が下がるとコーティング部が波打ったりするものがあるので要注意です。
液や容器を温める
エポをカップに入れる前に必ずドライヤーでコーティング液、カップ、注射器を温めて下さい。
使う前から万全の状態にしておく事が大事になります。
温度差があるとどうしても液の状態が不安定になりますので失敗に繋がります。
薄塗りで綺麗に仕上げる
失敗しにくいのは粘度の低いJUC-50で薄く塗って2-3回仕上げで綺麗に仕上げる方法。
慣れてない方はいきなり厚塗りするよりもこちらの方が簡単です。
コツは液を混ぜてから必ず気泡が消えるまで数分放置。
そうすると液も少し粘度が上がるので、コーティングの形がガイドの下と上の形がばらつきません。
コーティングは準備が大事
コーティングは塗る作業に質問が多いですが、実はその前の下準備が大事なんですね。
①室温を保つ
②作業前に液やカップを温める
この2点を大事に考えて貰うともっと上手くいくと思いますのでお試しくださいね。
冬のコーティング動画
気になる事があればお問い合わせからお願いします。
ナカムラ