今回は一番良くある、釣竿の穂先が折れた場合の修理方法の紹介です。
釣りをしている人は、1度は経験した事もあるであろう良くあるトラブル。
これが出来れば、ロッドが折れた時にも何とかなります。
修理する時は、どこで折れているかがポイント
折れたロッドの場合、TOPから何cmの所で折れているかで修理の方法が大きく変わります。
穂先のガイドに近い場合はそのままTOPガイドを取り付ける事も可能です。
次のガイドに近い場合はどうしてもバランスが悪くなるので、ガイド位置でブランクをカットして取り付けた方が効率が良いですね。
ただデメリットとして、ロッドの硬さがどうしても硬くなってしまいます。
それが嫌な場合は、そのままの位置に取り付けてしまい、その下のガイドを2-3個ズラして取り付けとなります。
ちなみにこちらが#1ガイドの所で、ブランクをカットして取り付ける場合の作業です。
太めのロッドによっては、ガイドのリング径が合わない物も出てきますので富士工業さんのカタログでラインナップを要確認です。
基本的にトップガイドは使えません
穂先折れの修理でよく言われるのが、折れてる穂先を使ってそのままガイドを付けて下さいと言う物。
基本的にロッドはテーパーとなっている為、特に穂先の数mmの違いは大きく変わります。
本当にすぐ下なら削ってつける事も可能な場合もありますが、ほとんど再利用不可と思って下さい。
トップガイドが壊れた場合はガイドを交換
こちらも良くあるトラブルで、トップガイドをぶつけてしまった際に出来るリング外れやリング欠け。
上級者にはリングだけ移植される方も居ますが、フレームに傷が入ってる場合が多いので、ガイドを交換される方が無難です。
こちらがガイド交換の分かり易い作業動画となります。
・ペンチ
・ライター
この2点があれば簡単に外れますので、作業自体は難しくありません。
たまに粘着が強い物がありますが、温めればほとんど外れます。
温めすぎるとブランクが破損する場合があるのでご注意下さい。
穂先折れは自分で何とかできます
穂先の折れたロッドは、やり方さえ分かっていれば自分で修理が簡単に出来ます。
修理に出すと日数も掛かるので、ぜひやり方をマスターして修理してみて下さい。
ナカムラ