早くも今季二度目の渓流へ足を運んできました!
今回はタックルに関して再度考えながら釣行を行いました。
僕が使っているロッドはソルトブランクにカテゴリーされている「LST602ML」を14.5cmカットして5.5ftに変更して組み上げたカスタムロッド。
約二年前に組み上げたロッドなのですが、これが素晴らしく使いやすいのです。
適度な硬さがあることで流れの中でもしっかりとルアーに対してアクションを伝えることができます。
渓流において、ルアーにアクションが伝わらないというのは致命傷。
「柔らかいからバレない」・・・
そうではなくて、「硬いから魚を引き出せる」と考えるのが渓流では一番必要です。
魚を呼び出せなければ「バレにくい」なんて言葉も言えません。
実際、渓魚の口は硬く、柔らかい竿だとフックがゲイブまで貫通せず結局バレやすいと考えます。
ならば張りのあるロッドで「フックを掛けていく」というニュアンスが必要なのではないでしょうか。
【きちんと動かせて、フッキングのロスが少ないロッド】=【硬めの竿】だと僕は考えております。
そんな竿で今季二度目の渓流へ向かったのですが途中から雨・・・
写真が数枚しか撮れませんでした(泣)
まだまだ水温が低いせいなのか、水量が少ないせいなのかわかりませんが、この魚たちはアクションを止めると見切ります。
でも、ゆっくりなアクションでは出てきません。
短い距離の中でどれだけルアーを動かせるかがキーとなりました。
「移動距離は少ないけれど、しっかりと魚にはアピールしている」というアクションが必用でした。
このアクションは硬い竿でラインを「バシバシ」とはじくような操作をしなければ演出できません。
柔らかい竿だとアクションが伝わらず同じ移動距離でもアクション数が大幅に変わると実感することが出来ました。
硬い竿で柔らかいアクションは可能ですが、柔らかい竿で強いアクションは不可能。
「大は小を兼ねる」といったところでしょうか?!
「ソルトブランクだから」なんて概念はロッドカスタムに無いのです。
自分のフィールドに応じて、「一番良い!」と思えるブランクで竿を作ることがどれだけ大切なのかが、渓流を通して再確認できました。
カスタムに決まりなんて無いのです。
概念をどれだけ捨てて、柔軟に考えていけるか。
そこがロッドカスタムの真の姿ではないかと感じます。
ということで、今回不便を感じた本流域での釣行での使用を想定したロッドをカスタムしてみました。
Justaceブランクの中で最も新しい機種である「CAI702M」というブランク。
もともとはバス用ブランクとしてカテゴリーされていますが、僕の身体で本流域で使用するには最適なブランクだと感じました。
どの渓流にも「本流」と呼ばれる場所はあります。
川幅が広く飛距離が必要な河川で5.5ftの竿は全く効果を発揮しません。
これまでは源流や支流での釣りをメインとしてきましたが、今期から本流での釣りも真剣にしてみようという考えになりました。
ダムから遡上してくるランドロックと呼ばれる陸封型の魚も視野に入れて、渓流でもすべてをカバーできるようにこれからは二本体制で挑んでみようかと思います。
そして、関西にいるからこそ行かなけらばならない場所があります。
和歌山県の熊野川。
この本流を遡上してくる「サツキマス」を手にしたいという気持ちも僕の中にあります。
狙う人が少ない魚だからこそ、真剣に狙い、感じたことをカスタムロッドにフィードバックして多くの方に伝えていければと考えています。
早速、今週末熊野川まで走りたいと考えています。
まだ早いかもしれませんが、カスタムロッドの特性などを早く身体に理解させるためという部分もあります。
震える魚を、自身のカスタムロッドで。
ということで渓流釣行に関しても日記形式で随時更新していくためにタイトルに数字を振っていきます。
好きな釣りだからこそ、その釣りのカスタムを真剣に考えてみたいと思います。
よろしく!
第二の相棒!
使用感は、また週明けにでも更新させていただきます。
では!!!
タックルデータ
ロッド:LST602MLカスタム(5.5ftまでカット)
リール:ヴァンキッキュC2500HGS
ライン:ナイロン4ポンド
ルアー:フラッシュミノー80など