今回は寒くなって来たので、この時期の最大の悩みである「冬のコーティング」に関するお話。
気温の低いこの時期は、1年で一番気温が安定せずに塗り難い時期。
今までと同じやり方をしていても、同じ様に出来ないので要注意ですよ。
冬の注意点
冬のコーティングの敵は気温の寒さ。
暖かい時期ならコーティング剤は安定しやすいのですが、15℃以下になってくると液が硬くなりがちなので、粘度が高いままだと塗り難くて、硬化しにくい状態になります。
そこで重要になるのが3つの要素。
①室温を20℃以上に保つ
②コーティング剤を混ぜる前に温める
③乾燥時間を通常よりも長くする
室温を20℃以上に保つ
一番重要なのがコーティングする部屋の温度。
特に平均気温が低く、温度の保ちにくい季節なので部屋の温度を上げる事が大事。
コーティングする環境をまず25℃位に上げます。
その暖める時に注意なのが、出来るだけ空気を動かすエアコンやファンヒーターではなく、オイルヒーター等の埃が舞い散らない物がベストです。
そして、これも重要なポイントですが、コーティング後出来れば2時間~4時間ほどはその室温をキープする事。
初期硬化時の液の安定感を出す為に非常に重要な事です。
コーティング剤を温める
次にコーティングの準備をするのですが、いつもと違うのはコーティング剤をドライヤーで温めます。
室温のままだとコーティング剤も温度が下がっていて、そのまま混ぜると粘度が高い状態で混ざり難いのです。
ドライヤーでA・B共に温めて、出来れば入れるカップや注射器も温めておくと良いでしょう。
混ぜる際も少し温めてしっかりと混ぜ合わします。
これでコーティングの準備はOKです。
乾燥時間
最後に塗り終わった後の乾燥時間ですね。
ずっと温度を保てる環境で乾燥させるのならいつも通りでいけるのですが、そうじゃない場合はいつもよりも長めのコーティング時間を取りましょう。
具体的に言うと24時間は触らない。
毎日コーティングをして、3日で完成するペースで作ってたなら、冬場は1日置きにコーティングして、6日で完成させるイメージですね。
出来るだけ時間を取りましょう。
あと複数コーティングをされる方は、ドライヤーで温めるので、通常よりも液の硬化が早くなります。
いつもより液が早く硬くなるので、その分塗れる本数が減ってしまうので、めんどくさがらずに液を交換して塗っていきましょう。
詳しくは動画で解説していますのでご覧ください。